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| 気が付けば自分の脳を占めていた。 雨の音とアイツの笑顔― |
| 苛々 |
雨音が煩い。 肩が鈍る。 躰が重い。 いよいよ梅雨の時期になった。 グラウンドは雨で使い物にならない上に 体育館は別の部活が占領中。 折角中間試験も終わったというのに コレは一体何の仕打ちなのだろうか。 右肩に背負った鞄が無駄に重く感じる。 雨が降っているなら涼しくなればいいのに 気温は相変わらず高くて。 加えてこの湿気の多さ。 不快指数が陽気に急上昇だ。 苛々する。 最近、あのバカの顔を見ると さらに苛々が増すことに気付いた。 この雨も、きっとあのバカの所為なんだ。 理不尽なのは解ってる。 解ってるけど…けど… もどかしい気持ちが理解できない。 「よう、犬っころ。」 なんて嫌なタイミング。 「ずいぶん遅かったじゃねえか。」 お陰でずぶ濡れだ、などとほざきやがる。 成る程。 確かに濡れ鼠…いや、この場合濡れ猿か。 なら傘差しゃあいいじゃねえかよ。 って、傘なんつーもんは持ってねえってか。 「…なに待ち伏せてんだ、馬鹿猿。」 「馬鹿とか言うんじゃねえっつの!」 ヒトの言葉にいちいち突っかかってくるのが 苛々する。 「……………で?」 「あん?」 「用事があったんじゃねえのかよ。」 「あぁ、そうだった、そうだった。」 忘れてたんかよ。最悪だな。 ああ また苛々。 「コレを見てみろっ!」 突きつけられたのは一つの手紙で。 女子からのっていうのは見て明らかだった。 アレか?ラヴレターってやつか? …やべえ、自分で考えて寒くなった… 「へへ〜ん♪イイダロ!」 ラブレターだぜ! 得意満面のコイツの顔が 苛々する。 「あー、ソレハソレハヨウゴザイマシタネ。」 苛々する。 「…………………………なんて、な。」 「あ?」 俺の傘に潜りこんで 顔を近づけて 吐息がかかって… 「てめえ宛だ。」 「え?」 手紙は俺の唇に。 透き通るような薄茶の瞳に 射抜かれた気がした。 ![]() |
「クラスの奴にな、頼まれたんだよ。」 大人しくて、可愛いコなんだけどさ。 と、 俺の傘から体を出して続けたコイツ の言葉は右の耳から左の耳へ。 「すっげえすまなそうな顔して、今にも消えそうな声でさ 『あのっ…コレ…犬飼くんに、渡して、もらえない…?』 なんて言ってきたんだ。」 手紙の主の真似をしたコイツに なんで鼓動が高まったんだろう。 「確かに渡したかんな?」 もう一度顔を近づけて 俺の目を見つめて。 濡れた薄茶の髪から、雫が一つ。 なんでコイツの顔はこんなにも 満足気なんだろう。 「…おっ、オイ!」 「あんだよ。」 去っていこうとしたコイツの腕を 思わず掴んだ。 「なんで…」 言葉が何故か続かない。 「なんで手紙の橋渡しをしたか、か?」 勝手に向こうが解釈したことに、とりあえず頷いた。 「そりゃあ、お前が、つーか、誰かがモテんのムカツクけど? でもさ、真剣な想い、ムゲにできねえじゃん?」 苦笑いをした顔、初めて向けられた。 「フラれ続けてるから言えっけど、 全く考えてもらえねえの、結構痛いんだよ。」 言葉を紡ぐ唇から目が逸らせなくて。 「だから ちゃんと、読んでやれよ?」 初めて向けられた微笑みは ヤバイほどに優しくて。 苛々が、増した。 「じゃあな、犬っころ。」 手を大きく振って走り去るアイツは 今度は鞄を頭の上で抱えて傘代わりにしていた。 手渡された手紙は湿ることもしていない。 ずっと、濡らさないように鞄を抱えていたのか? 自分はずぶ濡れになって? 苛々がエスカレートして、止まらない。 なんで頬が熱い? 家に帰って手紙を読んだ。 何度か貰ったことはあったけど 封を切ったのはこの手紙が初めてで。 でも 手紙の内容は頭に入ることはなく。 俺の脳を占めていたのは 雨音に負けないほど煩く響く心音と あのバカの笑顔だけだった。 「5555を踏まれたこうか様へ捧げます。 一応オフラインの犬猿好きな友達に「普通猿になった?」「猿可愛くなった?」と確認を取ってからUP致しました。 そして無駄に挿し絵なんぞ入れてみたり。 犬飼氏、恋自覚話です。 ムズムズしたもどかしい恋心を苛々と勘違いしちゃってたのよ、な感じで。 だからこの話で惚れちゃったのではなくて、元々惚れてるのをココでようやく自覚、みたいな。 …すいません、よくわかりませんね、ゴメンナサイ。要修行ですな。 こうか様、こんなのでもよろしいでしょうか?(汗)とりあえず、5555HITありがとうございました!」 (カッコ内は、撫河アユ様のコメントv) |
場違い間違い勘違い様の犬猿小説v
ヒ、ヒイイ!!猿が、猿がやばいくらい良い子で可愛いいv
何だ、この猿!何だこの猿〜vv
犬が猿の事が好きなくせに、その気持ちを自覚出来なくてもどかしい気持ちを、
あろう事が好きの正反対のイライラと勘違いとは・・・(ップ)
何処まで天邪鬼だ犬飼冥!
そして、どこまでへたれだ犬飼冥!!
初恋なのがバレバレだ犬飼冥!!!
この小説では、あやうく犬飼を可愛いと思ってしまいました・・・。(猿受け至上主義失格)
シカシナニヨリ・・・猿・・猿がホンッキでヤバイです!
猿が良い子で良い子で良い子で・・・読みながら、にやけるどころか切なくなりました(何で!?)
自分とは全く関係ないのに、手紙を頼んだ子の気持ちを何より尊重して、
雨が降ってるのに手紙を濡らさない様に鞄を抱えて、自分はずぶ濡れになって・・・
手紙を渡せたら本当に嬉しそうな顔をして・・・・。
自分が振られ続けてて、片思いの気持ちが判るからって、
本気でその子の気持ちになって考えてあげてるのが・・
も、もう。可愛くて良い子で・・・・っくぅ。
さ〜る〜が〜好きだ〜〜〜〜v!v!v!(大絶叫)
ごめんなさい、すみません・・ちょっと我慢出来ませんでした(帰れ変態)
場違い間違い勘違い様で5555HITを踏み荒らして強奪vvvv